人気アダプトゲン5種を試したみた!効果があったのはコレだけ

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今日はインドのアーユルヴェーダで使用されるハーブ「アダプトゲン」について。
アダプトゲンの中でも特にエース級なのが以下の5つだと思います(独断)。
もちろん、ホーリーバジル、ゴツコラ、シャタバリなどなども一線級ですけどね。

  • アシュワガンダ
  • バコパ
  • ロディオラ
  • シサンドラ
  • エゾウコギ

ということで、この5種をそれぞれ最低30日間試してみた感想をお伝えしようかと。
結論から言うと、アシュワガンダとバコパはその効果が素晴らしく現在も継続使用しています。
それぞれの使用感とアシュワガンダとバコパを継続することにした理由について以下でございます。

人気アダプトゲン5種を試したみた!効果があったのはコレだけ

1.アシュワガンダ

Ashwagandha

使用量:1タブレットを毎食後
使用期間:40日

アシュワガンダについては他の記事でも何度か触れてきていますが、私のお気に入りのアダプトゲンです。
このアシュワガンダのなにがいいって、それは穏やかに、しかし確実に気持ちが持ち上がり疲れにくくなるところ。

このじんわりとした効き方が曲者で、摂りはじめてすぐの頃は特に体感ありません。
ですので1週間ほど試してみて効果が感じられないという理由でアシュワガンダをやめてしまった方はけっこういるのではないかと想像します。

僕がアシュワガンダの効果を少しずつ感じはじめたのは3週間をすぎた頃で、アシュワガンダと入れ替えるべきアダプトゲンを探しはじめた頃でした。
朝起きるのが楽になり、感情がなだらかになり、布団に入ると心地よい眠気に襲われる。

カフェインのように突然上がって突然下がるようなものではなく、心穏やかながらもストレス耐性ができるというイメージ。
これは研究でも証明されています[1]
コルチゾール等のホルモンを生み出す副腎の働きが助けられているのかと。

ちなみに画像のPLANETARY HERBALSよりNOWのアシュワガンダの方が僕には効果大でした。

2.バコパ

bacopa

使用量:1タブレットを朝夕食前
使用期間:30日

バコパは認知能力の向上が期待されるアダプトゲン。
僕も当然、知的作業の効率化を求めて摂りはじめました。
このパコパはその他のアダプトゲンと比べ、効果が現れるまでに時間がかかることで知られています(3ヶ月とか)。

ところがどっこい僕の場合、意外にも3日ほどで効果が出ました。
というのも僕はふだん、脳の働きを数値化するために「N-Back」と呼ばれるワーキングメモリーゲームを行っているのですが、この数値がバコパを摂りはじめてすぐに上昇したのです(正答率が60%から70%へ上昇)。

ワーキングメモリーが拡大することで、日常会話をしていても言葉が出やすくなる効果を感じたりします。
これはしゃべりながら次に話す内容を考えていられるからですね。
ワーキングメモリーさまさまです。

ちなみにバコパが認知能力と記憶を改善することは研究で明らかになっています[2]
バコパは現在のところそこまで多くの選択肢がありませんが、僕はHIMALAYA HERBAL Healthcareのものを使っています。

3.ロディオラ

rhodiola

使用量:1タブレットを朝夕食前
使用期間:30日

ロディオラは今回挙げたアダプトゲンの中でもアシュワガンダと肩を並べる、もしくはそれ以上に評価の高いテニスでいうジョコビッチクラス。
その滋養強壮効果のおかげでかなり愛用者が多いようで、僕も相当に期待して摂取をはじめてみました。

と、このロディオラ・・・、ポジティブな効果が出ませんでした。
相当期待していただけに悔しい。
摂ると頭がボーっとするんですよね、なぜかしら。

アシュワガンダで眠くなるとかボーっとするという声はわりと聞きますが、ロディオラはどちらかというとエネルギーが出てくる系の意見が多いです。
むむ・・・、やはりアダプトゲンは効き方に個人差があるということですね。

ちなみにロディオラは最近の研究[3]においても不安感・ストレス・抑うつ症状の軽減が顕著に見られているのです。
さらにはビタミンB群との相乗効果があるとの研究結果[4]もあり、ビタミンB群をこよなく愛する僕にはロディオラが効いてくれるとかなり心強い結果になったのですが。

まあ、効果があればラッキーくらいの気持ちで試すのが正解です。
僕はNOWのロディオラを使用していましたが、Jarrow Formulasのロディオラのほうが有効成分であるRosavinの含有率が高いということで、コアな人はこちらを選んでいるみたいですね。

4.シサンドラ

Shisandra

使用量:2カプセルを朝食後
使用期間:50日

シサンドラはちまたではもっと評価されても良いと噂のアダプトゲンです。
主な効果は肝臓保護と疲労軽減といわれてます。

で、摂ってみてどうだったかというと・・・、あーもう。
これがまったくもって効果が感じられないわけですよ。
ボーっとすることもなく、元気になることもなく、お酒に強くなることもなく、気分が明るくなることもなし。

いやー、まいりました。
なんともコメントがしづらいですが、僕には必要なかったという風に判断するほかないですね。
シサンドラで効果があったという方がいらっしゃれば、どんな効果だったとか、摂りかたのコツとかぜひ教えていただきたいものです。

ちなみに僕が摂っていたのはNature’s Wayのシサンドラでした。
試すならシサンドラよりアシュワガンダ・ロディオラのが優先度が高い気がしますが、肝臓に対する効果[5]に期待したいのであればシサンドラもあり、ということになるでしょうか。

5.エゾウコギ

siberian ginseng

使用量:8~12錠を適当に分割して
使用期間:30日

ロシアのオリンピックアスリートたちが国の主導のもとに使用した[6]のがエゾウコギ。
エレウテロやシベリア人参とも呼ばれ、慢性的な疲労の軽減に効果があるという調査があります[7]

そんなこんなでエゾウコギの摂取を開始すると・・・、なんということでしょう(笑)
この即効性には驚きです。
摂って30分もせずに体の末端が温かくなり気分が上向いてきます。
母にも効果をせずに試してもらいましたが、忘れた頃に「なんか手が温かいんだけど・・・」みたいなことを言っていて思わず苦笑してしまいました。

しかーし。
「これはなかなかいいぞ」なんて思って続けること3日。
効果が感じられなくなってきました。
アダプトゲンはサイクリング(休薬ならぬ休ハーブ期間を設けること)が必要という説があるのは知っていましたが、こんなに早く耐性がついてしまうとは。

それ以降も30日間は継続摂取を続けましたが体感なし。
さらには1週間のブレイクをはさんで摂取を再開したりしてみましたが、うんともすんともいきません。がっかり。

僕も試したオリヒロのエゾウコギが人気ですが、つぎ試すならやはり効果の高い(ことが多い)NOWのエゾウコギにしようと思ってます。

6.まとめ

アダプトゲンは何百年も前から主にインドで使用されていますが、その効能に対しては過去四半世紀くらいで急速に理解が深まってます。
僕の趣味は論文を読みあさることで、アダプトゲンについての新たな効能を探るのが最近日課になってるのですが、目覚ましい研究結果のわりには体感度合が低いなと感じてたりします(主観ですがアシュワガンダとバコパを除く)。

効く効かないは個人的な体質のほかに使用方法にも要因がありそう。
使用するタイミングであったり、使用する量であったり。
期間に関しても、研究での効果測定は3ヶ月後なんていうのがザラなので、今回のように1ヶ月やそこらの短期間で効果の判断をするのは時期尚早なのかもしれません。
ビタミン・ミネラルであれば1ヶ月もあれば十分ということを経験上感じているのですが、少なくともアダプトゲンに関しては当てはまりそうにありません。

いまテストしている他のサプリメントが一段落したら、改めてロディオラ、エゾウコギの長期テストをやってみたいと思います。6ヶ月くらいかけて。
そんなこんなでサプリ探しの旅を続けていたら人生終わっちゃいそうですな。

さとすきー

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