こんにちは。
今日はちょっとばかりテニスのお話をしたいと思います。テーマは軸です。
ゴルフのスイングとか野球のバッティングとかの球技はもちろん、スキーやスケートなどのバランス競技にいたるまで、体の軸って重要です。この軸というものを抜きにしては真の上達はないといってもいいでしょう。
テニスにおいても例外ではありません。
写真のフェデラー選手も脊柱を中心とするスイングの回転軸がおそろしいほどきれいに整っていて、またそれは地面に対してほぼ垂直を保っています。こうすることによってスイングがスムースに行われ最も効率よくボールに力が伝えられます。
ところがこの軸の重要さって普段テニスをプレイするなかでは、キレイさっぱり忘れ去られがちですよね。テイクバックの位置を気にしてみたり、フォロースルーがきちんと取れているかを確認してみたり、インパクトに視線が残っているかを意識してみたり。
どうしてもラケットスポーツだとボールとの接点に近い場所がどうしても気になりますし、スクールなどでも一打打つごとにコーチが様々なアドバイスをしてくれます。
ただし、それらの意識付けだったり、アドバイスって同時に考えないといけない数が増えてくると、まったく意味をなさなくなりますよね。だからこそ取捨選択が必要になるんですが、その取捨選択のプロセスにおいては、そのうまくいっていない部分が原因であるのか結果であるのかを知らないといけません。
結果としての誤った動きをいくら直接的に正そうとしてみたところで、その結果には別の原因があるため根本的な解決にはならず対症療法になります。例えば、上半身の被りが原因でネットしやすいのを、握りを薄くして対処したりするなんて、典型的な例です。
でも、この体の軸の重要性というのは間違いなくテニスというスポーツの技術を語る上で、より根幹に存在するものです。原因側にあるものです。なぜならこの軸が毎回バラつきをもって傾くと、テイクバックの位置もフォロースルーの形もまず0という基準がなくなってしまうからです。
例えるなら、ピッチャーがキャッチャーに向かってボールを投げる際に、投げるまでキャッチャーとの距離がわからないとしたら、ストライクゾーンにボールを収めることは偶然以外のなにものでもなくなってしまうようなことです。
軸を意識することでいまのテニスが劇的に変化する可能性があります。プロを始めとしてテニスの達人は例外なく軸が美しいです。
次のテニス、まず5秒間だけ時間をとって、体の軸が地面と垂直になっているかなって確認してみるのはどうでしょう。決して無駄にならないと思いますよ~。
さとすき
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