マグネシウムって超マイナーな栄養素ではございませんか。
だれも気にしていないっていうか。
サプリメントとしては、マルチミネラルやカルシウムとの複合商品(e.g. カルマグ)に含まれているのは見かけますけども、単品の栄養素としてマグネシウムを販売しているのを見かけることは稀です。
でもこのマグネシウムは人生を大きく変えてしまう可能性のある栄養素なんですよ。
これに気づかずになんか体調悪いな~と思いながら大量のコーヒーと栄養ドリンクで毎日を乗り切っている方は多いのではとひしひし感じております。
本当は教えたくない「マグネシウム」の効能とその実体験【とらない意味がわからない】
1.マグネシウムの効能と本質
とまあマグネシウムの効能には科学的裏付けがあるものだけでもこんなにあるわけです。
さまざまな健康関連サイトでもマグネシウムの効果について同様に解説してありますよね。
でもですよ、骨とか心拍とか神経の話なんかが出てきてしまうと
「自分には関係ないや」
ってたいがいの人が思うと思うんです。
「そもそもそんな重い病気は持ってないし、自分が求めてるのはもっと元気になったり毎日の疲れをとってくれるなにかなんだよね」
はい、じっさい僕もそう思いましたよ。
そしてマグネシウムの大切さに気づかずにこれまでの人生の大半をすごしてきました。
でもひょんなことからマグネシウムを試してみるとそれはもうすごいんです。
- 朝はスパッと目が覚める
- 頭がスーパークリア
- 異様なほどのポジティブ感がみなぎる
- 超眠れる
- トイレですっきり
ほかにもキリがないくらいメリットを挙げられます。
でも考えてみると当たり前なんです。
マグネシウムはただ体の正常な働きをサポートしてるだけですから。
これらメリットはいつのまにか忘れていた体の正常な状態であって、この状態が本来普通なわけですよ。
2.軽視されるマグネシウム
伝える側にも問題があると思いますけどね。
これは「マグネシウム 効果」で検索したときに上位表示されるサイトを引用したものです。
マグネシウムの効果とは
骨に多く分布するマグネシウムは骨の形成だけでなく、さまざまな効果を持っています。
骨の形成
マグネシウムの骨における働きは、骨に弾力を与えることで、丈夫でしなやかな骨を形成するというものです。マグネシウムが不足すると、骨形成と骨吸収の両方に障害をきたします。マグネシウムだけでなく、しっかりとした骨を形成するにはカルシウムとのバランスが大切とされています。
高血圧を防ぐ
マグネシウムには、体温や血圧を正常に保つという働きもあります。そのため、結果として、血圧の上昇を抑え、高血圧予防にも効果的です。
心臓の病気を防ぐ
マグネシウムは、筋肉の収縮運動のほか、血のかたまりにくさにも関わっている成分です。
血小板内のマグネシウムの含有量が低下すると、血小板は凝集しやすくなります。
筋肉の収縮を正常に保ち、血栓を予防することから、マグネシウムの適度な摂取は心筋梗塞や狭心症など心臓の病気の予防にも繋がります。
また、マグネシウム不足では不整脈が発生しやすくなります。
脂質代謝を改善し動脈硬化を防ぐ
細胞へのLDLの取り込みを促進して、血中のLDLを減らします。
まったくもってそそらないですよね。
もとい、そそらないというより病気予防としての側面しか見えてこない。
結果、自分に必要だという実感がわかず
「マグネシウムって大したことないね」
ってなる。
だってそうでしょう、これ見てマグネシウムが欲しくなる人っていうのはおそらく健康に不安をかかえている中高年の方です。
そんな方は、ネット上の正しいか正しくないかもわからない記事を参考にするくらいならお医者さんに直接相談しますよ。
なぜかミネラルという言葉でひとくくりにされるマグネシウム
マグネシウムをはじめとする各ミネラルはマルチミネラルとして全て一緒くたに語られるのも問題ですね。
マグネシウムのことを単体で語っている情報源ってどれだけあるでしょう。
だいたいが
「ミネラルは大事なのでバランス良くとりましょう」
みたいなね。
もうはっきりいってこれはなにか言ってそうでなにも言ってない典型的なケースですよ。
ミネラルってそれぞれまったく違う働きをしていて、どれも大事なのに適当すぎ。
さらに、食事で十分に摂取しやすいカルシウムや鉄分に注目が集まりすぎているのもあるでしょう。
ここで断言しておくと不足がちなミネラルの筆頭は「マグネシウム」と「亜鉛」です[8]。
そんなこんなで、マグネシウムの素晴らしいメリットは日の目を見ることなく現在に至るわけです。
とあるアメリカの調査では推奨量(男性420mg/女性320mg)の半分しかとれていないといった結果がでています[9]。
食事の西欧化が進んだ日本でも同様の状況にあると考えるのは自然でしょう。
3.適切にマグネシウムをとる
これまでさまざまなサプリメントを試してきましたが、マグネシウムはその大部分にとってかわることができると感じます。
- 5-HTP
- セントジョーンズワート
- テアニン
- コエンザイムQ10
- アシュワガンダ
- ロディオラ
- エゾウコギ
- メラトニン
このあたりの精神安定系・代謝促進系サプリメントは正直いって、マグネシウムで代用できる可能性は高いです。
というより僕はマグネシウムのほうにより高い効果を感じました。
前述の通り、マグネシウムが神経の働きに作用していたり、代謝に関係している[9]からでしょう。
マルチミネラルは避けるべし
マグネシウムのとりかたですが、マルチミネラルやカルマグなどの複合系サプリメントは避けたほうが無難です。
というのも吸収や作用の観点からミネラルはバランスが大事だからです。
「だったらなおさらマルチミネラルのほうがいいのでは?」
そう思いますよね。
でも考えてみると、相対的に不足しているミネラルはマルチミネラルをとっている限り相対的に不足しているままなんですよね。
マグネシウムが不足しているとして、よかれと思いマグネシウムと同時にその他のミネラルも補給してしまうと、
といったこと起こってしまうわけです。
ということで、マグネシウムをとるのならばマグネシウム単体のサプリメントが絶対です。
食品からでも良いのですが、僕は毎日特定の食べ物を取り続けられる自信がないので・・・。
どれだけとればいい?
厚生労働省の推奨量がこちら。
ちょっと少なすぎる気はしますが男性で300mg、女性で250mg程度と覚えておけばいいですね。
ちなみに注意書きで食品から摂取する場合は上限を設定しないとしていますので、極端でなければマグネシウムのとりすぎにそこまで神経質になる必要はないでしょう。
すぐに排出されますしね。
ここからは自己判断で行う必要がありますが、僕はこちらの専門サイトを参考に一日に600mg程度を3回に分けてとっています。
過剰摂取の兆候はなくこれまでにないほど快調です。
マグネシウム過剰摂取の兆候
マグネシウム過剰摂取の症状を一応お伝えしておくと、
- 混乱
- 筋力低下
- ろれつがまわらない
といったものが挙げられます。
これらの症状が出た場合はすみやかに使用を中止しましょう。
4.どのマグネシウムサプリがいいの?
僕がとっているのはキレート加工済で吸収率が高いマグネシウムの単品サプリメントです。
ビタミンDはマグネシウムの吸収を助ける[12]ことがわかっているので、余裕があれば合わせてとるのは悪くないです。
ビタミンD自体の効果も計り知れないですからね。
参考記事:健康オタク向けサプリ
5.まとめ
ということで、さらっとマグネシウムの素晴らしさをお伝えしました。
体調もよくなるし頭の回転もよくなるし夜も深く眠れるしと全方面で優れているこのサプリメント。
むしろとらない意味がわからないほどですが、一方で内緒にしておきたいほどの逸品でもあります。
根拠のない自信
よく「根拠のない自身を持て!」なんていいますよね。
その”根拠のない自信”を持っている人が一人くらいは職場にいると思うんです。
コンサルとか部門横断プロジェクトのリーダーとか、たいして詳しく知りもしないのになぜそこまで自信満々に話せるんだよ、みたいな。
「自信は気の持ちようだ!」なんていう人もいますが、正直精神論ではどうしようもない領域ですよ。
そうやって社会人生活を続けるうちに「そういう人とは生まれ持った性格が違うからしょうがないな・・・」なんていう結論にたどり着きがちです。
でもですね、根拠のない自信がわいてくるわけですよ、マグネシウムで。
あまりマグネシウムを礼賛していると気持ち悪いのでこの辺にしておきますが、すくなくとも同僚には秘密にしておきたいサプリメントなのはたしかですぞ。
追記(2017年10月29日)
この記事を書いてから半年くらい経ちました。
僕の中でマグネシウムの重要性は相変わらず高く、摂取を続けています。
ただ摂り方が変わりました。
以前は単品の経口摂取サプリメントから摂っていましたが、いまはマグネシウムオイルとして摂っています。
その理由は、
- ほかにも多くのサプリメントを摂っているのでできるだけ総数を減らしたい
- 経皮吸収の方が効率が良いとされる
- 肩こりに効く
- サプリメントよりランニングコストが低い
といったところです。
経皮吸収については諸説ありますが、マグネシウムはバスソルトにも使用されていますし、体感的にもサプリメントと違いはありません。
また、好きな場所にスプレーできるのも魅力です。
肩が張っているときは肩に、歩き疲れた日はふくらはぎに、といった具合で合計4~5プッシュくらいを吹きつけてマッサージしながら伸ばしていきますといい感じで筋肉がゆるんでいくのを感じられます。
マグネシウムはこれから一生の付き合いになりそうなので、ランニングコストが低いメリットは改めて説明するまでもありませんね。
さとすきー
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