私が愛用しているイヤホンはEtymotic Research(エティモティックリサーチ)のHF5というモデルです。もうかれこれ2年使っています。
このEtymotic Researchというメーカーは、普通の家電メーカーではなくて、聴覚障害者のためのリサーチや研究を行って、専用の機器を製造している会社だったりします。
なのでこのメーカーのイヤホンはマーケティングが先行しておらず、見た目もチャラチャラしてません。このイヤホンは音楽マニアなど知る人ぞ知るモノですが、使う人・使い方によっては感動する出来栄えです。そんなHF5をレビューしてみたいと思います。
さて、イヤホン「HF5」を評価してみよう
1.音質
「HF5」はバランストアーマチュア型と呼ばれるタイプのイヤホン。世の中のほとんどのイヤホンが採用するダイナミック型と比べ、バランストアーマチュア型は一般的に音の解像度が高く、低音が出づらいと言われます。
「HF5」は確かに解像感が高く、それぞれの音がきれいに分離して聴こえます。サックスや女性ボーカルなどは気持ちいいです。一方、低音が出づらいというのも、下馬評通りです。
低音について補足すると、ベースラインなどの低音は聴こえるものの、量感がないイメージです。空気が震えるような臨場感は期待できません。
2.装着感
キノコ型(3段フランジとも呼ばれる)のイヤーチップが特徴的です。実際の商品にはキノコ型(大)・キノコ型(小)・低反発スポンジ型に加えて、ごく一般的なタイプのイヤーチップも付いてきます。正確には付いてきました。
現在のパッケージ写真を見る限りは、キノコ型(大)と低反発スポンジ型だけになっているかもしれません。
違和感がないならば付属のキノコ型(大)がもっともおススメ。理由は以下。
- 遮音性が高い
- 低音の厚みが増す
イヤーチップがバッチリは耳にまったときの遮音性は、電車内の騒音がまったく気にならなくなるレベルで、音楽への没頭感が高まります。遮音性の高さから、ボリュームを無駄に上げなくていいのも、何気に良いです。
もしキノコ型がフィットしないときは、別売りですが、Complyの低反発イヤホンチップであれば誰でも問題なくフィットします。私はキノコ派ですが。
3.デザイン
シンプルです。使用している限りは特に問題ないです。外していると多少の野暮ったさを感じます。とくにイヤーチップ。
ダークブルーとブラックの2色展開です。また、ケーブルは細く貧弱です。
まとめ
遮音性の高さ・解像感のある音質を生かした使い方をできれば、このHF5の評価は俄然上昇すると思います。
音楽だけでなくこんな使い方も便利です。
- ボーカルが聞き取りやすい ⇒ 語学学習に
- 遮音性が高い ⇒ 耳栓代わりに
キノコ型のイヤーチップは毎日使っていると半年程度でヘタり、音質が低下します。amazonなどでスペアを購入できます。
さとすきー
コメント