退職後に経験した悲惨な日々と感想

手探り人生論

2016年8月31日付けで会社を辞め、「なんでも屋」として生きていくことにしました。

 

この記事を書いているのは2016年10月1日、退職からちょうど一か月が経ったことになります。

 

たかが30日、されど30日。辞めてからの一か月に経験した、辛いこと、楽しいことをまとめてみます。諸先輩方には当たり前のことばかりかと思いますが・・・。

 

 

会社を辞めたらすぐに直面すること(ネガティブ編)

お金が入ってこない

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やはりこれでした。当然といえば当然。

 

これまで会社員時代には、毎月なにも気にすることなく、給与が口座に振り込まれていました。

 

毎月の給与振り込みが当たり前になりすぎて、いったいどれだけの金額が、いつ入金されていたのか。確認したことも最近はありませんでした。

 

たとえ会社員が社畜と呼ばれようと、毎日の住みかとエサは確保されていたのだと強く感じます。

 

当然ながら会社員としての収入は途絶えました。毎日の生活で口座のお金は減る一方。

 

この収入が途絶えることによる不安感、精神に受ける圧力はこれまでに体験したことのないものでした。

 

「ちゃんと妻一人、子一人を養っていけるのか。」

 

多くのサラリーマンの独立を阻むであろうこの問いは、独立まもなく足取りのおぼつかない僕にも当然襲い掛かり、毎日自問させるわけです。

 

お金の使い方も変わります。いままで何の気なしに300円のコーヒーを飲み、1,000円のランチを食べ、対して比較もせずにスーパーで食材をオーバー調達し、誰にも違いの判らないような洋服を大量に(大漁?)買い漁っていました。

 

しかし、減る一方の口座を見ると、コンビニの100円コーヒーですら買うことがためらわれるという事実。なにせ減る一方ですから。

 

お役所関連の手続きがモリモリ

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会社を辞めるとたくさんの手続きが必要です。ホント考えたくもないほど。

 

健康保険の任意継続、雇用保険の申請、国民年金への変更、確定拠出型年金の処理、住民税の支払い方法変更、などなど。

 

僕の場合は、退職を機に妻の実家がある栃木を一時的な活動拠点とすることにしましたので、住所変更に関連する手続きも加わって、もう毎日がてんやわんや。(そしてマスオさん状態になる)

 

家族以外と話す機会がナッシング

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まだ新しい仕事を始めたばかりだと、外出の機会は皆無。(作業するためにカフェとか図書館に行くだけ)

 

オフィスに通って朝から晩までだれかと話していた毎日が嘘のよう。仲の良い同僚とランチに行くことが、どれだけ人生を豊かにしていたかを気付かされます。

 

人と話すことが日常的にストレス発散の方法になってる人には、フリーで働く一番のネックになりかねません。

 

また当然、情報の収集源がネットだけに偏ってきますから、実際に街で起きていることを肌で感じにくくなります。

 

会社を辞めたからこそ高いアンテナを伸ばし大量の情報を浴び続けることを習慣にしなければ、あっという間に独りよがりな無収入者になってしまう。ああ、恐ろしや!

 

会社を辞めたらすぐに直面すること(ポジティブ編)

通勤しなくていい

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満員電車に詰め込まれ、ストレスで顔を歪ませた通勤ラッシャーと、頬寄せ肩を抱き合いながら目的地へ向かう必要はもうありません。

 

中には満員電車が得意な人もいますが、僕は超がつくほど苦手でしたので、大きなストレスの種が減りました。

 

かつて会社の場所に合わせて徒歩通勤圏内に引っ越すという荒業を試してみましたが、都心での生活が肌に合わず(飲食店はあるがスーパーがない、子供が遊べる公園もない)、なんといっても人生そのものが会社に支配されているようで耐えられませんでした。

 

また、通勤時間自体がなくなることも、大きなメリット。片道通勤に40分かかる人でも、通勤前後の時間をロスしますので、実質最低1時間は通勤「関連」に要しています。

 

往復にして毎日2時間ロスしているわけです。この2時間を別のことに充てられるのは大きい。(独立して間もない場合は、まだ有意義に使えるだけの用途がないのが悲しいですが・・・)

 

正しいと信じることを追求できる

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会社員時代に業務を進めるにあたっては、上司ときちんと議論をするタイプでした。しかし、日々不毛な議論が増えてくると、たとえまったく正しい進め方だと思えなくとも、妥協のうえ進めるケースが大半を占めてきました。

 

それこそサラリーマンだとご指摘をうけるのも仕方ありませんが、自身が納得できず、上司も明確な理由を示せない進め方は、次第にモチベーションを奪っていきました。

 

当然仕事の質は落ち、結果が出ないのも上司の選んだ進め方のせいにする悪いスパイラルにはまっていきます。妥協すべきか否かはサラリーマンの永遠のテーマです。

 

しかし、フリーになれば、自分思うように進められます。お客さんの満足を重視し、コストも考慮した中で、最も効果的な方法を選べる。

 

すべて責任は自らに降りかかりますので辛い部分はありますが、自分の意志で自分が正しいと思えることを行うことによって、心の内側からモチベーションが半端なく湧き出てきます。

 

これは会社員時代には味わえなかったもので、これが「生きる」というものなんだと実感しています。

 

家族との時間が増える

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会社員時代の平日、家族と過ごせるのは出勤前の1時間と、帰宅後の3時間のみ。1歳の息子はというと、帰宅する頃にはすでに夢の中。となると一緒に過ごせるのは慌ただしい出勤前のわずかな時間のみ。

 

日に日に成長していく息子を横目にオフィスに向かう朝のさみしさと言ったら・・・。この可愛いさ溢れる時期をもっと一緒に過ごせたらと感じていました。

 

退職後は自宅で仕事をすることも多いし、自由に働く時間を決められるため、家事や育児にも参加する時間が圧倒的に増えました。

 

以前より妻との会話が増え、息子と遊ぶ時間も増えたことで、家族の関係も良くなった感があります。なにより家族と生きていることを実感しています。

 

まとめ

退職してまだ一か月しか経っていない駆け出しの身です。しかし、こうして退職後のネガティブな面とポジティブな面をそれぞれ考えて、それらを客観的な天秤にかけてみると、どうもポジティブな面が勝るようです。

 

家族を抱えながら安易に独立することはまったくもって肯定されるべきことではありませんが、生き抜くために全身全霊の努力をするという前提においては、会社員時代とはまったく違う世界が見えてきたことも確かです。

 

会社員時代と比べとてつもない金銭的プレッシャーがありますが、それ以上のモチベーションが湧いてきます。歳を重ねるにつれ世界が淡く濁っていき、若いころ感じた人を行動に突き動かすような強い感情はもう感じることがないのかと思っていましたが、どうやら違ったようです。

 

人生の再起をかけた会社員からの脱出がうまくゆくのかはまだわかりませんが、やれる限りのことをやるのみです。コツコツやるのではなく、ゴリゴリやります。

 

やることはたくさんあるけれど、どれもなかなかスムースに動いてはくれません。1cmでも1mmでもゴリゴリと動かすことを目標にします。たとえ目の前の一つが動かなかったら、その隣のもう一つへ。動くものが見つかるまで360度、ゴリゴリやっていきます。

 

さとすき

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