今日はミーティングで仕事が「デキる風」に見せるための
テクニックをまとめてみます。
こういうちょいキモ系な「ヤツ」、あなたの周りにもいませんかね。
仕事がデキそうで、
実はそんなに仕事がデキるわけではない。
仕事がデキるように見せるのが超上手い演技派。
(中には本当にデキる人もいますが)
それではいってみます。
ミーティングで「仕事がデキる風」なヤツがやりそうなこと8つ
1.気配りのジャブ
ミーティングの途中で、
水を取りに一度立ち去ります。
その際、他のメンバーに
「水取ってくるけど、いる? コーヒーとか?」
と尋ねる。
10分後、だれも頼んでいなかったとしても、
水とスナックをいくつか用意して戻ってきます。
用意された水やスナックをなんとく口にしたメンバーは、
「コイツ、ミーティング慣れしてるな」
と思い始めるはずです。
2.もうフローチャート
ミーティングが始まって
トピックが説明されたばかりなのにヤツは
おもむろに大き目なポストイットを取り出し、
フローチャートを描き始める。
フローチャート自体に、意味があるのかは不明。
それを見た他のメンバーは、
自分もなにかしなきゃと
不安になる。
と同時に
「もうフローチャート!?」
という驚きでヤツが
気になってしかたなくなります。
3.創造力豊か
課題を特定する段階で、
課題を今回のトピックと全然関係ない
「例え」を重ねてくる。
単純で、深い意味がありそうな「例え」で。
例えば
「それ水が流れるのと同じことやな」
とか
「あー、ケーキを焼いた感じか・・・」
とか。
詳細説明はない。
他のメンバーは曖昧に「う、うん」とうなづきつつも、
頭の中は「?」マークでいっぱい。
ヤツは自信満々だ。
周りの人が発言の意味を
理解できなければできないほど、
ヤツは創造力に富んだ人物に
見える仕組みです。
4.質問の正しさを質問する
「僕らのこの疑問ってあってるのかな?」
「この質問で解決にたどりつくと思う?」
なんて感じの抽象的な質問をヤツはしてくる。
なんかもっともらしく聞こえます。
質問の正しさを質問するのは、
その人を賢く見せる高等テクニック。
細かすぎる議論をしてたことに
気付いた他のメンバーは、
突然の広い視野からの指摘に頭が真っ白。
ミーティングの主導権はヤツに。
本当は細かな議論こそが
重要なんですけどね。
5.ことわざで煙に巻く
なんかよくわからないけど、
みんなが知らなそうな
ことわざで質問してくる。
「ってことは、暖簾(のれん)に腕押しってことか、楽勝だな」
「兄(けい)たり難く弟(てい)たり難しとはこのことじゃない」
とか。
もう完全に意味不明。
ただ、そのことわざを知らないメンバーは、
自分が無知なことをを恥ずかしく思うばかりに、
ヤツの意味不明さを理解できません。
結果、メンバーの思考は停止。
ヤツの立場をより優位なものとします。
一応意味はこちら。
暖簾に腕押し
【読み】 のれんにうでおし
【意味】 暖簾に腕押しとは、何の張り合いも手ごたえもないことのたとえ。
兄たり難く弟たり難し
【読み】 けいたりがたくていたりがたし
【意味】 兄たり難く弟たり難しとは、両者ともすぐれていて、優劣がつけられないこと。
6.社長との親密さアピール
みんな社長の意見には弱いんですよねぇ。
これは特にせこい手です。
「社長といま~の件で調整してるから、今回のケースは~が落としどころだろうね」
などと、知ってか知らずか
ヤツは社長の意見を代弁し、
社長との親密な関係をアピール。
その際、「社長」じゃなくて、
「社長の苗字(○○さん)」なんて呼んでくる。
実際には親密でない気はしますが。
社長に近く見える人は
それだけでその場を制します。
また、
社長を絡めた意見に反論するひとは
ほとんどいません。
ヤツはせこい。
7.フレームワーク化しようとする
ヤツは他のメンバーより常に物事を
大きく捉えているよう振舞う。
今回をサンプルケースとして、
次の類似ケースでも使える
フレームワーク化を提案してきたり。
「今回の進め方、会社的には次回も使えるフレームワークにする必要あるよね」
周りはただうなづくしかないでしょう。
8.一番最初に賛同する
議論がまとまってくると、
あるタイミングで結論に収束していきます。
ヤツはこのタイミングを逃さない。
複数のメンバーが結論になりそうな事を口にし始めたら、
ヤツはすかさずクールに
「それっしょ」
と言い放ちます。
ヤツが考えた意見でもないのに、
あたかもヤツが導き出した結論のように
感じてしまう。
結論に絡み、ミーティングの
おいしいところを持っていく。
最後に
どうでしょう。
こういう「ヤツ」は、あなたの会社にもいませんか。
ミーティングをリードしているようで、
実は生産性を下げてるんですね。
それではよいミーティングライフを。
さとすきー
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