子育ては、誰がなんと言おうとも、人生でもっとも難しいことのひとつです。
睡眠不足でノイローゼ気味になってしまったり、夫のサポートが今ひとつで悩みを1人で抱えてしまったり。
実家が遠い場合には親にも相談できず、休職の決断もなかなかできない。
そんな中、子育てがきちんと出来ているかなんて、ゆっくり考えていられません。
そこで、育児のプロフェッショナルから集めた、賢い親になるためのまとめをご紹介します。
子供の育て方において、何がこの2つの親を隔てるのでしょうか。
「賢い親」と「普通の親」の違い
違い①
普通の親:「これやりなさい!」
賢い親:「~だから、こうしたほうがいいよ」
否定だけをしてはダメです。
子どもは代わりに何をすればいいのかが分かりません。
どうしたらいいのかを示してください。
違い②
普通の親:自分たちを”先生”だと思っている。
賢い親:自分たちも”成長途中”だと知っている。
大事なのはお互いが耳を傾けることです。
一方的なコミュニケーションは、通用しません。
違い③
普通の親:”正しく”振舞おうとする。
賢い親:”自然体かつオープン”でいようとする。
普段どおりでいいのです。
違い④
(喋ってはいけない状況では、)
普通の親:静かにするよう求める。
賢い親:”自分から”静かにしてみる。
子どもはあなたの真似をします。
違い⑤
普通の親:「そんなことしちゃダメっ!」
賢い親:「それをしたらどうなるか考えてみて?」
子どもは経験不足で先が見えていないだけです。
最初はみんなそうです。
何が起きるか想像させてください。
違い⑥
普通の親:問題が起きないよう、いつも子供の行動を”監視”している。
賢い親:ときには子供が間違いをおかすのを”見守っている”。
間違いを経験していないと、間違いを恐れるようになります。
将来、社会で力強く生きていくには、間違いを恐れない心が必要です。
違い⑦
普通の親:良い例として”他人”を挙げる(~ちゃんはそうじゃないよ)。
賢い親:子供が”自分らしく”いることを見守る。
一人一人がみんな異なることを尊重してください。
子どもの良いところを伸ばすのです。
違い⑧
(テストで間違えたとき、)
普通の親:「全然わかってないじゃない!」
賢い親:「もう一度最初から考えてみよう?」
トライしてエラーしてを繰り返し、子どもは成長します。
違い⑨
普通の親:答えを教える。
賢い親:答えの”調べ方”を教える。
思考力に差が出ます。
違い⑩
(花瓶を割ってしまったとき、)
普通の親:”起きてしまったこと”ばかり考える。
賢い親:”なぜ起きてしまったか”を一緒に考える
失敗から学べることがあります。
違い⑪
普通の親:全ての時間を子供と過ごし、”自分の時間”はない
賢い親:子供のケアをしつつも、”一人で過ごす時間”の例を見せてあげる
子どもは親を見ています。
自分の時間の重要さを教えてあげてください。
最後に
大切なのは、子供を一人の人間として尊重して、自分自身で考えてもらうこと。
子育てを通して親も人生を学ぶというのは本当ですね。
さとすきー
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