ご存知北九州はかつて公害を克服した街。
この街にはいまも多くの工場があり、街の重要な産業として住民と深い絆を築いている。
そんな北九州の北部地域に住んでいると必ず経験するのが外気から漂うなんとも言えない臭いだったりする。
それは特に夜間に発生したりするもので、ここ数日僕はツーンと鼻をつくような外気の臭いに悩まされていた。
こういうときはどうしたらいいんだろうと思い、少し調べてみると市に「環境監視課」なる相談先があることを知り、早速連絡してみたので今日はその感想をお伝えします。
外気から鼻を突く臭いがしたので北九州市に連絡したら対応が素晴らしかった件
1.環境監視課に状況を説明する
この相談先、正式には「環境局環境監視部環境監視課」という非常に長ったらしい名前だ(笑)
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kankyou/kan-kanshi.html
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2290 FAX:093-582-2196
住所からすると小倉の市庁舎のなかに存在する模様。
さっそく電話して状況を説明する。
僕「あのー、最近夜、空気が臭うのですが・・・」
おじさん「それはよくないね。いつどこでどんな臭いがするんだい?」
僕「○○っていうマンション周辺で19時ごろから鼻にツーンとくる臭いがするんです。」
おじさん「方角はわかるかい?他の人はなんて言ってる?」
僕「たぶん北の方からです。近所も同じような臭いを感じてるみたいで・・・」
おじさん「オーケー、じゃあちょっと調べてみっから連絡先いいかい?」
みたいな感じで話をしました。
どうやら調査をして連絡をくれるみたいです。
2.調査の結果連絡
当日のうちに連絡があり、以下のことを教えてくれました。
- 工場に連絡してみたがとくに特別なことはしていない
- 日中、該当地域を訪れてみたが特に臭いはなかった
素早い対応に感謝しつつ、臭いを感じるのは夜間であることを伝えると、さらに調査をしてみるとのことでした。
3.つまり言いたいことは
さらなる調査結果は追ってご報告することとして、結局なにが言いたかったかというと、僕ら市民は「悪臭防止法」や「公害防止条例」によって人体に害のない空気を手に入れる権利があるということ。
大気中に含まれる有害な物質には基準値が設けられており、それらが基準値内であるかを市は監視してくれるありがたい存在なのだ。
他地域と比較すると、北九州北部の空気の悪さはちょっと気になるものがある。
もちろん黄砂、PM2.5の影響もあるのだけれど、四六時中もくもくと煙をあげる工場にも原因がまったくないとは言えないだろう(とっても美しいんだけどね・・・)。
出典:「住宅都市整理公団」別棟新日鉄住金など大きな企業が工場を操業することでもたらされる経済効果を考えると、街、住民、工場は正しく共存していくほかありません。
北九州市には子育て世代も数多くいることと思いますし、健康に関することなので、我慢や泣き寝入りなどせず、空気の質が気になるときには躊躇せず市に調査をお願いしましょう。
それにしてもなぜ夜間に臭いがひどくなるのか。
もしや指摘されにくい夜間を狙ってやっているのか・・・。
いや、根拠はまったくないんですけどね。
追記:調査の結果?
その後、環境監視課から連絡が来ました。
おじさん「上司のKとも相談したけど今回は異常なしだ。次また気になる臭いがしたときに連絡くれるかな。」
僕「いや・・・、なんども言ってますけど臭いがするのってそちらに電話がつながらない夜間なんですよね・・・(しかも上司と相談したから異常なしっておかしくないか?)」
おじさん「次の日に調査するから問題ないやん。」
僕「次の日では意味ないのですが・・・、自動で測定とかできないものですかね?」
おじさん「そんなの無理だね。そもそも工場からの悪臭なんてものは測定がむずかしいので言うだけムダだよゴニョゴニョゴニョ。」
僕「は・・・(なんだ結局やる気ないのか)
最終的にちょっと後味が悪くなってしまったのだけど、市にきちんと意識を向けてもらうためには悪臭の存在について声を上げつづけることが必要なのだと感じましたよ。
さとすきー
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